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ボストン美術館 北斎の浮世絵展

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高校時代の友人Nちゃんが
”美術館のチケットがあるので行かない? 勿論ランチも”
と誘ってくれ今日行きました。

ボストン美術館所蔵の葛飾北斎展。
浮世絵はゴッホなどにも影響を与えているらしいけど、じっくり見た事はありませんでした。

美術館に着くと例によって老老若男女女の凄い人。
Nちゃん”何この人混み!じっくり見てられないから(飽きそうだし)、〇〇時にギフトショップで待ち合わせない?”
面白ーい。

人混みの合間から気になった絵をじっくり眺めていきました。

実は最初は北斎も西洋画を見習って、遠近法や横文字などに挑戦していたのだそうです。
西洋画?→江戸時代だったので、オランダの風景画を参考にしたようです。

それにしても繊細な筆タッチと藍色の綺麗な色合い。明るい西洋画とは違った、日本らしい落ち着きを感じました。
北斎のピーク、富嶽百景は60代になってから完成したようです。常に庶民の目線、姿勢を守り通したとか。
人物画の中に名前を隠したものや、お化けの絵、花鳥図など、これでもかと並ぶ北斎の浮世絵。
アメリカ人、相当買い占めたのね。
浮世絵の手法は、下絵に従い木を彫り、色別に何度も刷っていくので、手間もかかります。
繊細なだけでなく、忍耐あるなあと感銘。

ギフトショップでははがきを買いました。
有名な富嶽百景 神奈川沖波裏と滝の風景
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富士山も多く描かれていますが、細長い列島に山脈がある日本の川は急流(と昔習ったような)なので、
多くの滝があるのですね。
先日の写真家六田さんの滝の写真にパワーを感じたせいか、北斎のも興味を持ってしまいました。

西洋画を鑑賞するときは、憧憬の念があるけれど、今回は日本の良さの再発見と外国人からも絶賛される北斎への誇りを感じました。
by ri-lica | 2014-10-01 21:47

あくまで気まぐれに感じた思いをのせます


by ri-lica